郷土行事ー亥の子さんー


昔、私が小学生のころに実際に行っていた「亥の子さん」と言う郷土行事が現在も存続していることに驚いた。
先般地元の子供会の子供とお母さんが連れ立って、「亥の子さんにご寄附さんかをしていだだけますか」とのことで来られてその存続を知ったのである。
11月18日好天の中、写真のように我が家の前で「亥の子石」を搗いてもらった。
昔は、地面が土であったので、石を上空まで上げて振り落とすため結構深い穴が地面にあいたが、現在はほとんどがコンクリートのため
どうするのかとみていると、石は地面につけたままで回転だけしていた。
それも関係するのか、昔は小学校6年生の男子が主導して低学年は縄の後ろのあたりを持っているだけであったが
今や女子の方が圧倒的に多いのである。
「亥の子石」を搗きながら歌を歌うのであるが、昔と同じ懐かしい歌詞であった。
この歌詞は、地方によりそれぞれ何種類もあるそうで(これはWEB検索情報)、我が今治では
「ごうりんさん」と言う人は、
一に俵を踏みおうて
二で、にっこり笑ろうて
三で、杯指しおうて
四で、世の中よいように
五つ、いつもの如くなり
六つ、無病息災に
七つ、何事無いように
八つ、屋敷を建て広げ
九つ、米蔵(こぐら)を建て並べ
十で、とうとう納まった
この家商売繁盛すうるように、男の子ができるように!
95%と正解だと思います。
伝統行事の継承は必要だと思い、まだ存続していることに感激。