読書 「海賊と呼ばれた男」

今日現在、下巻の終盤を読書中であるが、たまたま本日の朝日新聞朝刊にこの本の内容に関連する記事を見つけた。
一つ目、
国岡商店(出光興産)は、自社の石油精製工場を持っていないため、十分は量を市場に供給できていなかった。
このため、国岡鐡造は自前の精製所建設を決断。山口県徳山市に最新の設備の精製所をなんと10か月で建設したと。
時代の趨勢もありか、(朝日新聞P4「地方の発展モデル 限界」より)
巨大なコンビナートを抱える山口県周南市(元の徳山市も合併)は、中心にあった出光興産の製油所が、3月末で閉鎖。市の人口は5年間で四千人も減っている。
二つ目、
昭和28年当時、国松商店はUSA石油メジャーの縛りから脱するため、新原油市場を模索していた。ここで、当時イギリスの搾取から脱して原油会社を国有化したイランとの取引に目を付けた。いろいろ国際政治的にも騒動があったが、結果イラン原油の低価格輸入に成功した。
しかし、イランのその後の中東戦争や近々での核開発疑惑で世界から経済封鎖の憂き目にあっている。
朝日新聞P7「イラン ユニホーム1着限り」より)今年のWCでのサッカー恒例のユニホーム交換をやめろと言うこと。理由は、イラン代表のスポンサーの国営石油会社の原油輸出が6割も減少した影響とのこと。
国岡鐡造が生きていれば如何に思うか?